あらすじ

打倒とさのさとQを目標に和歌山はピタゴラスへ向かったやんま。
そこで待っていたタカ氏、ゴジャ氏の両名から揉まれに揉まれ、
なんとかかんとか、対戦における基本的なプランは決まったのであった。


タカ「ゲージの溜まったQに触れてはならん。ええか漢（オトコ）の約束やぞ。ガンガードするか、中途半端に攻めて、ワシの鉄拳で血の海を渡るか好きな方を選ばせてやるわ…」

おれ「が、ガンガードします…」

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おれ「とは言っても、まだまだ心配だな。そうだ、彼に相談をしてみよう。え～っと、『今夜アニコレでガチって頂けませんか』…と送信」

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おれ「そろそろ時間だな…」


「・・・・・・・・・・・・・・」


おれ「あ、あなたは一体…」


「“ユリサカ仮面”です」


おれ「（なんか凄いのが来たな…）」

アイハラマキ氏。
私が彼と知り合ったのは、KOF界のおっぱいマイスター“ミュー”氏の紹介である。
ユリ・サカザキのガチ勢で、『キャラ萌え』とか、そんな生易しい言葉では表現できない。
純愛。まさに、この二文字が相応しい。

ちなみに、3rdのQの使いとしても知られており、
プレイスタイルは、「バーリトゥード（なんでもあり）」として、
かの、岡山チャリティ大会でも上位入賞を果たしている。



アイハラマキ「おい…おまえ…」



アイハラマキ「“推し”の名前を言ってみろ…」
おれ「ユリ・サカザキですっ！！！」


アイハラマキ「最初の問題です」


おれ「も、問題？」


アイハラマキ「みんな大好き、ユリちゃんの口癖はなんでしょう。ヒント『ちょう！余裕◯◯』」


おれ「・・・・・・・・・・」

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おれ「『ちょう！余裕だべ』…？」

 
アイハラマキ「・・・・・・・・・・・」



おれ「・・・・・・・・・・・・・・・」



アイハラマキ「なわけねぇだろ！！中居正広かコラ！！正解は『ッチ』だ！」


おれ「ひぃ～～～～～～～～！！！！」


アイハラマキ「もう一度だけチャンスをやろう。“推し”の名を言ってみろ…」
おれ「ユリ・サカザキですっ！！！」

 
アイハラマキ「次の問題です」

 
おれ「ひぃ～～～！！」

 
アイハラマキ「みんな大好き、ユリちゃんのキャッチフレーズを答えなさい。」

 
おれ「・・・・・・・・・・」

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おれ「え…『エンディングまで泣くんじゃない』…？」


  
アイハラマキ「・・・・・・・・・・・」


 
おれ「・・・・・・・・・・・・・・・」


 
アイハラマキ「なわけねぇだろ！！糸井重里かテメーは！！殺すぞ！」


 
おれ「ひぃ～～～～～～～～！！！！」


アイハラマキ「“推し”の名を言っｍ…」
おれ「ユリ・サカザキですっ！！！」


 
アイハラマキ「みんな大好き、ユリちゃんが結婚をしない理由とはなんでしょう」

 
おれ「・・・・・・・・・・」

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おれ「『ユリ・サカザキが、結婚したらアイハラマキさんが死ぬから』…でしょうか？」


  
アイハラマキ「・・・・・・・・・・・」


 
おれ「・・・・・・・・・・・・・・・」


 
アイハラマキ「正解です！！！！」


 
おれ「ひぃ～～～～～～～～！！！！」


アイハラマキ「大事な大事なアタック…」
おれ「ユリ・サカザキっ！！！」

 
アイハラマキ「最後の問題です。これはなんでしょう」



 
おれ「・・・・・・・・・・」

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おれ「ユ…ユリ・サカザキさんのサインでしょうか」


  
アイハラマキ「・・・・・・・・・・・」


 
おれ「・・・・・・・・・・・・・・・」


 
アイハラマキ「ブブー！！プロレスラー『越中詩郎』のサインです！！！」


 
おれ「絶対わかんねー！」


こうして、ユリサカ仮面による、Qの対策は深夜まで及んだのであった…。